ダルゴナってイカゲームのどこで登場したっけ？そんな疑問を持たれる方もいると思います。
一緒に振り返ってみましょう！
ダルゴナとは？
ダルゴナ（Dalgona）は、韓国発祥のお菓子で、砂糖と重曹を主な材料としたキャラメル風味のスイーツです。日本では「カルメ焼き」に似たお菓子として知られています。シンプルな材料で作られるため、自宅でも簡単に楽しむことができるほか、韓国では子供たちの間で特に人気があり、屋台などで手軽に購入することができます。
最近では、2021年に大ヒットしたNetflixドラマ『イカゲーム』の中でダルゴナが登場し、世界的な注目を集めました。この影響で、「ダルゴナチャレンジ」というゲームも話題になりました。
ダルゴナの歴史と背景
ダルゴナの起源は1950’60年代の韓国に遡ります。戦後の経済的な困難な時期に、手軽で安価な砂糖菓子として広まりました。当時は特に子供たちに人気があり、学校の近くの屋台や路地裏で売られていました。職人が小さな火で砂糖を溶かし、重曹を加えて膨らませた後、丸い型で形を作り、さまざまな模様を刻んでいました。
模様が刻まれたダルゴナには「型抜き」という遊びがありました。子供たちは刻まれた模様に沿って割れないように慎重に型を抜くという挑戦を楽しみました。この遊びは成功するとご褒美をもらえたり、追加のお菓子がもらえたりすることもありました。
ダルゴナの作り方
ダルゴナの作り方は非常にシンプルで、以下の材料と手順で作ることができます：
材料
- 砂糖：大さじ2
- 重曹：ひとつまみ
手順
- 小さなフライパンまたはスプーンに砂糖を入れ、弱火でゆっくり溶かします。
- 砂糖が完全に溶けて液状になったら、重曹をひとつまみ加えます。
- 重曹を加えたらすぐに混ぜ、ふわっと膨らむまで混ぜ続けます。
- クッキングシートの上に流し、平らに押しつけます。
- 好きな型や模様を刻み、冷まして固まったら完成です。
簡単なレシピですが、火加減や混ぜるタイミングに注意が必要です。失敗を恐れず何度か挑戦することで、自分好みのダルゴナが作れるようになります。
ダルゴナコーヒー
ダルゴナという名前が国際的に広まるきっかけとなったもう一つの要因が「ダルゴナコーヒー」です。これは、新型コロナウイルスによるロックダウン中にSNSで話題となった飲み物で、コーヒー、砂糖、水を混ぜて泡立てたクリーム状のコーヒーを牛乳の上に乗せて作ります。
見た目がダルゴナのキャラメル色に似ていることからこの名前が付けられましたが、実際にはダルゴナ菓子とは異なります。しかし、これをきっかけに「ダルゴナ」という名前が世界中で知られるようになりました。
ダルゴナの魅力
ダルゴナはそのシンプルさと懐かしさ、そして遊び心が詰まったお菓子です。材料が少なく、手軽に作れるため、家庭で子供たちと一緒に楽しむのにも最適です。また、型抜きの挑戦は大人でも意外と夢中になってしまうほど楽しいものです。
さらに、ダルゴナは韓国の文化や歴史を感じることができるスイーツとして、韓国旅行の際にはぜひ試してほしい一品です。屋台や市場で売られている現地のダルゴナは、日本では味わえない独特の風味や雰囲気があります。
ダルゴナを作ったり、食べたりすることで、日常にちょっとした特別感や遊び心をプラスしてみてはいかがでしょうか？
