よく利用している身近な交通機関。
ニュースでも度々隙間なく詰め込まれている光景を目にしますが、一体何人まで乗車可能なのでしょうか
各交通機関の乗車可能人数をまとめました。
路線バス
大型路線バス
乗車定員:50~80人程度
座席数:30~40席前後
立ち席:20~40人程度(混雑時に増えることがあります)
主に都市部や通勤・通学路線で使用されます。
中型路線バス
乗車定員:30~60人程度
座席数:20~30席前後
立ち席:10~30人程度
地方や狭い道で利用されることが多いです。
小型路線バス
乗車定員:10~30人程度
座席数:10~20席前後
立ち席:数名程度(もしくは立ち席なし)
コミュニティバスや過疎地の路線で使用されます。
鉄道
通勤電車(都市部の一般的な電車)
車両あたりの定員:100~160人程度
座席数:40~60席前後
立ち席:60~100人程度(混雑時にはさらに増加)
10両編成の場合の定員:1,000~1,600人程度
ラッシュ時には1両あたり300人以上が乗ることもあり、混雑率200%を超えることがあります。
地方路線の電車(ローカル線)
車両あたりの定員:80~120人程度
座席数:40~60席前後
立ち席:20~60人程度
編成が短い(1~3両)ことが多いため、乗車人数は都市部ほど多くありません。
特急列車
車両あたりの定員:50~100人程度
全員が座席を利用する前提で設計されており、立ち席は基本的に考慮されていません。
座席の種類:指定席、自由席、グリーン車(1両あたり20~40席程度)
新幹線
車両あたりの定員:70~100人程度(普通車)、20~40人程度(グリーン車)
16両編成の定員:1,200~1,600人程度(車両の種類による)
例:
東海道新幹線「N700系」:1,323人(普通車1,123人、グリーン車200人)
観光列車・リゾート列車
車両あたりの定員:20~60人程度
快適性を重視して定員を少なくしている場合が多いです。
飛行機
小型機(リージョナルジェット)
定員:30~100人程度
例:ボンバルディア CRJシリーズ、エンブラエル E-Jetシリーズ
短距離路線や地方空港間での運航に使用されます。
中型機
定員:150~250人程度
例:
ボーイング737:150~230人(座席配置による)
エアバスA320:140~240人
国内線や短~中距離国際線で使用されることが多いです。
大型機
定員:250~400人程度
例:
ボーイング777:300~400人
エアバスA330:250~350人
中距離から長距離国際線に使用されます。
超大型機
定員:400~850人程度
例:
エアバスA380:500~850人
2階建て構造で、座席配置(エコノミー・ビジネスクラス・ファーストクラス)により変動。
ボーイング747(ジャンボジェット):400~600人
長距離の国際線で運航されます。
ビジネスジェット
定員:4~20人程度
プライベート利用やVIP輸送に使用。
フェリー、船舶
カーフェリー(車両搭載可能なフェリー)
定員:数百人~2,000人程度
例:
大型フェリー(東京~北海道、関西~九州などの長距離航路):500~1,500人
中型フェリー(短距離の島間連絡など):300~800人
車両積載台数に影響されることが多く、車両スペースを多く取ると乗客定員が減る場合があります。
高速船
定員:50~400人程度
例:
ジェットフォイル(東京~伊豆諸島など):100~250人
ハイスピードフェリー(短中距離):200~400人
高速移動を重視しており、乗客数は比較的小規模。
クルーズ船
定員:数百人~5,000人以上
例:
中型クルーズ船:500~1,500人程度
大型クルーズ船(例:クイーン・エリザベス、シンフォニー・オブ・ザ・シーズ):3,000~6,000人程度
乗客定員には快適性が重視され、広い客室や設備が確保されています。
観光船
定員:10~300人程度
例:
遊覧船(湖や川、沿岸の観光用):10~100人
大型観光船(例:屋形船、ナイトクルーズ):100~300人
短時間の観光用に設計されており、定員は比較的小さめ。
フィッシングボートやコミューター船
定員:5~50人程度
小型船舶として、漁業や短距離の交通手段として利用される。
その他の大型船舶
定員:数千人以上(特定の条件下)
例:難民救助や特別輸送を行う軍艦や貨客船など。
補足
定員は安全基準に基づいて設定され、運輸局や国土交通省の承認を受けています。
天候や航行条件によって、乗船人数の制限が変わる場合があります。
タクシー・ライドシェア
タクシー(一般的なセダンタイプ)
定員:5人(運転手1人+乗客4人)
多くのタクシーは、運転席を含めた車両全体で5人乗り。
後部座席に3人、助手席に1人まで乗車可能。
大型タクシー(ジャンボタクシー)
定員:9~10人(運転手1人+乗客8~9人)
主に観光用途や空港送迎、大人数の移動に利用される。
ハイエースなどのワンボックスタイプの車両が多い。
ライドシェア車両
定員:車両によるが、通常4~7人程度
例:
コンパクトカーやセダン:運転手1人+乗客3~4人
SUVやミニバン:運転手1人+乗客5~7人
ウーバーやリフト(海外)、DiDi(日本)などのライドシェアサービスで利用される車両。
ハイヤー・リムジン
定員:5~10人(車両サイズによる)
ハイヤーやリムジンサービスでは、乗車定員よりも快適性が重視されるため、ゆったりとした座席配置になっていることが多い。
コミューター車両(シャトルサービスやバス型)
定員:10~30人程度
空港シャトルや企業送迎用のミニバス、マイクロバスなどが含まれる。
ライドシェアの一部サービスで大型車両を利用する場合もある。
その他
ケーブルカー
定員:50~200人程度
例:
小型ケーブルカー(観光地や山岳路線):50~100人
大型ケーブルカー(高頻度運行や観光地向け):150~200人
特徴:
傾斜地を走るため、座席は階段状になっていることが多い。
観光地(例:高尾山、比叡山、箱根など)で利用されることが多い。
ロープウェイ
定員:10~150人程度(ゴンドラのサイズによる)
例:
小型ゴンドラ(10~30人程度):観光地や短距離移動向け
大型ゴンドラ(50~150人程度):スキー場や山岳観光地向け
特徴:
車両は吊り下げられ、ケーブルを介して空中を移動。
大型ロープウェイ(例:箱根ロープウェイ)は一度に多くの人を運べるため観光地で人気。
モノレール
定員:50~300人(1両あたり)、編成全体で300~1,000人程度
例:
都市型モノレール(例:東京モノレール、多摩モノレール):1両あたり100~150人、編成全体で500~1,000人程度
小型モノレール(観光地や遊園地向け):1両あたり50~100人程度
特徴:
高架のレール上を走行し、都市部や観光地の移動手段として利用。
定員は立ち席を含むため、混雑時には乗車人数が増える場合がある。