物価上昇、老後資金が心配で投資を始めてみたいけど、何から始めれば良いか分からない
そんな方に初心者でも分かりやすくご説明します。
初心者が思っている株のイメージは『暴落したら借金になるのでは』とか『難しそうで自分にはできない』
そんなイメージですよね。
それは信用取引という初心者には関係ないことなので心配は無用です。
投資信託は購入したらそのままほったらかしでOK!毎月でも資金に余裕がある時でも購入タイミングは自由
投資信託とは
投資信託(とうししんたく)は、個人投資家が少額で多様な金融商品に投資できる仕組みを提供する金融商品です。簡単に言うと、投資信託は「お金を預けて、専門家に運用してもらう」という形態です。これにより、個人では手に入れにくい多種多様な資産に投資することが可能になります。
投資信託の基本構造
投資信託は、以下のような基本的な構造で成り立っています。
- 投資家(出資者): 投資信託を購入する人々。自分のお金を投資信託に預け、その運用成果に応じて利益を得ることができます。
- 運用会社: 投資信託を運用する会社。専門家(ファンドマネージャー)が市場動向を分析し、資産の運用方法を決定します。
- 信託銀行: 投資信託の資産を管理する役割を担います。投資家のお金が適切に運用されているかを監視し、分配金の支払いなどを行います。
- 販売会社: 投資信託を販売する証券会社や銀行など。投資信託を購入したい個人投資家に対して、商品を案内し、販売します。
投資信託の種類
投資信託にはいくつかの種類があり、それぞれ異なる投資戦略やリスク・リターンがあります。主な種類として以下のものがあります。
- 株式型投資信託: 主に株式に投資する投資信託です。リスクが高いですが、株式市場の上昇に伴って高いリターンが期待できます。
- 債券型投資信託: 国債や社債などの債券に投資する投資信託です。株式型に比べてリスクは低めですが、リターンも比較的安定しています。
- バランス型投資信託: 株式や債券、不動産など複数の資産に分散投資を行う投資信託です。リスクとリターンのバランスを取ることを目指します。
- REIT(不動産投資信託): 不動産に投資する投資信託で、不動産の賃貸収入や売却益から得られる利益を投資家に分配します。
- インデックス型投資信託: 特定の株価指数(例:日経225やS&P500)を追跡することを目的とした投資信託です。市場全体の動向に連動するため、比較的低コストで運用されることが多いです。
初心者におすすめなのがこの5番のインデックス型投資信託です。
インデックス型投資信託(インデックスファンド)とは、特定の株式や債券などの市場の指標(インデックス)に連動するように運用される投資信託の一種です。通常、インデックス型投資信託は、特定の指数(例えば、日経平均株価やS&P 500)を追跡することを目的としています。このため、アクティブに銘柄を選定するのではなく、インデックスの構成銘柄をそのまま購入し、指数の動きに合わせたリターンを目指します。
特徴
透明性
どの銘柄が含まれているかが決まっているため、投資家はその内容を確認しやすいという特徴もあります。
低コスト
インデックス型投資信託は、運用方法が比較的シンプルであり、アクティブファンドと比べて管理費用(信託報酬)が低いことが一般的です。
※管理費用(信託報酬)とは、簡単に言うと運用を任せているので依頼料のようなものです。
分散投資
インデックスファンドは、指数に連動する銘柄に自動的に分散投資されるため、リスクが分散されます。例えば、S&P 500に連動するファンドでは、500社の株式に分散して投資します。
※分散すればするほど、マイナスになっても他の株が補ってくれるため、大きなマイナスが起こりづらい。
市場平均を目指す
アクティブファンドは市場を上回るリターンを目指すのに対し、インデックス型は市場平均と同じリターンを目指します。市場の平均的な成長を享受できるため、長期的に安定したリターンを得ることが期待されます。
※大きく上がったり下がったりせず、少しづつ上がるイメージです。
まずは投資を始める簡単な流れ
目的を決める
まず、株式投資を始める目的をはっきりさせましょう。例えば、長期的な資産形成、短期的な利益追求、配当金を得ることなど、目標によって戦略が変わります。
何年後にいくらあれば十分なのか決めておくと毎月いくら投資に回せばいいのか明確になります。
2. 証券口座を開設する
株を買うためには証券会社を通じて口座を開設する必要があります。オンラインで手軽に開設できる証券会社も多いため、比較して自分に合った証券会社を選びます。必要な書類(本人確認書類など)を提出し、口座開設を完了します。
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資産を運用するにあたって、銀行口座とは別に証券会社の口座を開く必要があります。
日本の個人投資家向けの税制優遇制度である「少額投資非課税制度」に基づく口座のことです。この口座を利用すると、一定額までの株式や投資信託などの金融商品に対して、得られる利益(配当金や売却益)に対して非課税の特典を受けることができます。日本政府は、個人の資産形成を促進するためにこの制度を導入しています。
日本の個人投資家向けの税制優遇制度である「少額投資非課税制度」に基づく口座のことです。この口座を利用すると、一定額までの株式や投資信託などの金融商品に対して、得られる利益(配当金や売却益)に対して非課税の特典を受けることができます。日本政府は、個人の資産形成を促進するためにこの制度を導入しています。
・NISA口座の特徴
非課税枠:NISA口座で得られる利益に対して、通常は20.315%の税金がかかりますが、NISA口座ではこれが非課税になります。
一般NISA:年間の投資額上限は240万円です。
積立NISA:年間の投資額上限は120万円です(積立方式での投資)。
NISA口座を開設するためには
日本国内に住む20歳以上の個人が対象です(2024年からは18歳以上)。
1人1口座しか開設できません。一般NISAと積立NISAの併用はできませんが、1年ごとに切り替えることは可能です。
NISA口座のメリット
投資による利益が非課税になるため、税金を気にせず運用ができる。
長期投資を通じて資産を増やすことが可能です。
簡単に言うとNISA口座で買って利益が出たらそこには税金がかかりませんよという事
3. 投資資金を準備する
株式投資に使う資金を準備します。最初は少額から始めることが一般的です。自分の生活費に影響を与えない範囲で投資することが重要です。
投資信託は100円からでも始められます。
長く続けることが重要なので、無理せず投資しましょう!
4. 株式の選定
投資する株を選びます。株式投資にはさまざまな方法があります。例えば、個別銘柄を選んで投資する方法や、ETF(上場投資信託)を選んで分散投資をする方法などです。自分のリスク許容度や投資目的に合った銘柄を選びましょう。
5. 購入注文を出す
証券口座を通じて株を購入します。購入注文は、証券会社の取引ツールを使って、希望の株数や価格を指定して行います。
以下の投資信託はよく聞く王道で人気のある銘柄になります。
投資において確実に儲かるとは言えませんが、過去の歴史を見てもかなり信用性が高いものになります。
6. 株の管理とモニタリング
購入後は、株の値動きや企業の業績などを定期的に確認しましょう。長期投資の場合でも、時折企業のニュースや市場の動向をチェックすることが大切です。
投資信託は長期運用が目的なので細かくチェックする必要はありませんが、現状などを知っておいても損はありません。
7. 売却・利益確定
一定の利益が出たら、株を売却して利益を確定することができます。また、目標の株価に達した場合や、企業の業績に問題が生じた場合などに売却を検討することもあります。
投資信託は短期で取引するものではなく何十年単位で長く運用することに寄って複利の力を最大限に発揮します。
投資信託における「複利」とは、元本だけでなく、過去の運用益も含めて再投資することによって、利益が利益を生む仕組みです。具体的には、投資信託が得た配当金や分配金が再投資され、その再投資分が新たな利益を生み出すことで、時間が経つにつれて資産が加速度的に増えていく現象を指します。
具体例
例えば、ある投資信託が年率5%の運用益を上げているとしましょう。この投資信託に100万円を投資した場合、1年後には5%の5万円の利益が得られます。もしその利益(5万円)が再投資され、次の年の運用対象となると、2年目には105万円が元本として運用され、5%の運用益がさらに増えることになります。このように、利益が元本に組み込まれ、それに対してさらに利益が生まれるのが「複利」の仕組みです。
投資信託のメリット、デメリット
投資信託のメリット
- 分散投資: 投資信託では、少額からでも多くの企業や資産に投資できるため、分散投資の効果が得られます。リスクが分散されることで、特定の資産の値動きが大きくても、全体的なリスクを抑えることができます。
- 専門家による運用: 投資信託は、プロの運用会社が管理しているため、投資家は市場動向を深く学ばなくても投資を行うことができます。投資信託を通じて、経験豊富なファンドマネージャーに運用を任せることができます。
- 少額から投資可能: 投資信託は、数千円から数万円程度の少額で購入できるため、個人でも手軽に投資を始めることができます。これにより、資産運用の敷居が低くなります。
- 再投資が可能: 投資信託で得た分配金を再投資することができ、複利効果を享受することができます。時間が経つほど、リターンが大きくなる可能性があります。
- 流動性: 投資信託は基本的に毎日取引が可能で、必要に応じて現金化することができます。これは、株式などと同じように流動性が高い特徴です。
投資信託のデメリット
- 手数料がかかる: 投資信託には運用管理費用(信託報酬)や購入手数料(販売手数料)、解約手数料(場合によって)など、さまざまな手数料がかかります。これらのコストがリターンを圧迫する可能性があります。
- 元本保証がない: 投資信託は元本保証のない商品です。市場の状況によっては、元本割れが発生することもあります。リスクを理解した上で投資する必要があります。
- 分配金の取り決め: 投資信託は分配金が毎月、四半期、年に一度など定期的に支払われますが、その額は市場の動向や運用成績によって異なります。安定した収益が期待できるわけではありません。
- 運用成績が不確実: どんなに優れたファンドマネージャーでも、将来の成績は予測できません。過去の運用成績が良かったからといって、今後も同じように利益が出る保証はありません。
投資信託の選び方
投資信託を選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくと良いでしょう。
- 投資目的を明確にする: 自分の投資目的(資産の増加、将来の年金、税金対策など)を明確にし、それに合った投資信託を選びます。
- リスク許容度を考慮する: 投資信託のリスクは商品によって異なります。自分のリスク許容度に合わせて、リスクの高い商品か安定した商品を選びます。
- 手数料の確認: 投資信託には信託報酬や購入手数料がかかります。手数料が低い商品を選ぶことで、長期的にコストを抑えることができます。
- 運用成績の確認: 過去の運用成績を確認し、信頼できる運用会社やファンドマネージャーを選びましょう。ただし、過去の成績が未来の成績を保証するものではないことを理解しておきましょう。
- 分散投資を意識する: 特定の一つの商品に偏らず、複数の投資信託を組み合わせることでリスクを分散することが重要です。
まとめ
投資信託は、少額で分散投資を行い、プロに運用を任せることができる魅力的な金融商品です。しかし、手数料やリスクもあるため、自分に合った投資信託を選ぶことが大切です。投資を始める前に、しっかりと情報を収集し、リスクを理解した上で投資信託を利用することをお勧めします。