一部店舗で防犯体制を強化している。レジにはシールドを設置し、不審者が乗り越えてカウンター内に入れないよう防犯対策されている。
また、深夜時間帯には自動ドアを閉鎖し、従業員がリモコンで開けるシステムを導入。人手不足に寄り深夜のワンオペなど安全対策、ハラスメント対策に一役買いそうだ。

ハラスメント対策とは
客からのハラスメント(カスタマーハラスメント、カスハラ)対策には、企業・組織としての明確な方針の策定、従業員の教育、具体的な対応手順の整備が重要です。以下のような対策が効果的です。
1. 企業としての方針を明確にする
- カスハラの定義を明文化(過剰な要求、暴言、威圧的な態度など)
- 「お客様は神様」ではないという姿勢を社内外に周知
- 「対応しなくてよいハラスメント」の基準を設ける
- 社員が理不尽な対応をしなくても済むよう、会社としての支援を約束
2. 従業員の教育・研修
- 適切な対応マニュアルの作成・共有
- ハラスメントを受けた際の対処法の訓練(ロールプレイ研修など)
- 精神的負担を軽減するためのサポート体制の整備
3. 具体的な対応手順
- エスカレーションルールの設定
- 一定以上のクレームは上司や専門部署に引き継ぐ
- 暴力・脅迫などの行為には毅然とした対応
- 明確な注意を行い、それでも続く場合は警察への通報も検討
- 複数人対応の推奨
- 一人で対応せず、チームで対応する
- 証拠を記録
- 音声録音、監視カメラの活用、メモの作成
4. 社員のメンタルヘルスケア
- 相談窓口の設置
- 適切な休息・フォローアップ
- ハラスメントを受けた際のカウンセリング制度
5. 社会全体への意識改革
- 「カスハラを許さない」という企業姿勢の発信
- 店舗・Webサイトなどで「ハラスメント行為には対応しません」と明示
- 業界全体での取り組み
- 他社とも連携し、カスハラ対策を強化
カスハラは放置すると従業員の離職や企業イメージの悪化につながるため、企業としてしっかりとした対策を講じることが重要です。